2025/10/09 2025/10/09
なぜサッカーチームのホームページは続かないのか?3つの原因と解決策

ホームページを作ったときは「これから情報を発信していこう!」と気合いが入ります。
でも、数か月たつと更新が止まり、気づけば「最終更新:去年」のまま……というチームも多いのではないでしょうか。
この記事では、なぜサッカーチームのホームページは続かないのか?を分かりやすく整理し、今日からできる解決のヒントを紹介します。
なぜホームページは続かなくなるのか?
理由は難しいことではありません。どのチームにも共通する、3つの原因があります。
原因①:担当が一人に集中している
「○○コーチが全部やってくれている」──そんなチームは多いはずです。
でもその人が忙しくなったり、担当が変わったりすると、そこで止まってしまいます。
大切なのは、“一人が全部やる”を前提にしないことです。チームの仕組みとして、だれでも簡単に更新できる形を作ることが大事です。
ありがちなケース
- ・更新のログイン情報をその人しか知らない
- ・引き継ぎがされず、次年度にサイトが止まる
- ・修正のたびに「○○さんに頼まないとできない」
誰でも使えるようにするために、ID・パスワード・更新マニュアルを共有しておくだけでも大きな一歩です。 1人の負担を減らし、チームとして運営していく流れに変えていきましょう。
原因②:更新作業がむずかしい・時間がかかる
「パソコンを開くのが面倒」「更新画面がよく分からない」「試合が終わった後にやる気力がない」。 これは、どのチームにもある“現場あるある”です。
特に、忙しい週末の試合や遠征のあとにデスクで更新するのは難しいですよね。 だからこそ、スマホで簡単にできる形にすることが大切です。
よくある困りごと
- ・写真のサイズ調整が面倒で進まない
- ・更新のたびにデザインが崩れるのが怖い
- ・管理画面に入るだけで時間がかかる
本当に必要なのは、「きれいに見せること」より「続けられること」。 3分で投稿できる仕組みなら、試合後に車の中からでも更新できます。 大切なのは“完璧を目指さない”こと。 まずは「スコア+写真1枚+一言コメント」で十分です。
原因③:何のためにやっているかがあいまい
「試合結果を載せるのが目的なのか?」「体験の募集なのか?」「記録を残すためなのか?」 目的があいまいだと、何を書けばいいのか分からなくなってしまいます。
目的をはっきりさせると変わる
目的 | 発信内容 | 更新の目安 |
---|---|---|
体験希望者を増やす | 体験募集ページを最新にしておく | 月1回 |
チームの信頼を高める | 試合結果や日々の活動写真を投稿 | 週1回 |
地域や保護者に活動を見せる | 地域行事・ボランティアなどの報告 | 行事のあと |
チームの方向性に合わせて「何を伝えたいか」を決めておくと、迷いがなくなり、自然と更新が続きます。
続いているチームがやっている工夫
続けられているチームは、特別なことをしているわけではありません。
共通しているのは、シンプルで分かりやすいルールを持っていることです。
工夫①:担当を分ける
1人で全部やると続かないので、チームで役割を決めておきましょう。
担当 | やること | タイミング |
---|---|---|
監督・コーチ | 試合結果・写真1枚・コメント | 試合当日または翌日 |
チーム代表 | お知らせや体験募集 | 月1回 |
スタッフ | スケジュール・大会情報の更新 | 変更があるとき |
更新を“誰かの仕事”ではなく、“チーム全体の流れ”として考えると、自然と続くようになります。
工夫②:更新を試合の一部にする
「試合が終わったら結果を投稿する」までを1セットにしておきましょう。
これが習慣になると、どんな忙しい日でも3分で終わります。 たとえば、帰りの車の中でスコアと写真だけ投稿しておく。これだけでOKです。
工夫③:テンプレートを使う
更新のたびに文章を考えるのは大変です。 最初に“型”を作っておくと、あとは空欄を埋めるだけになります。
試合結果の例
- ・大会名:大阪○○リーグ 第3節
- ・結果:○○FC 2−1 △△FC(得点:#10、#7)
- ・監督コメント:最後まで集中して戦えました
- ・次の試合:○月○日(日)△△グラウンド
同じ型で積み上げていくと、チームの記録にもなり、見てくれる人も増えていきます。
続けるためのコツと考え方
コツ①:完璧を目指さない
文章が短くても、写真が1枚でも、ちゃんと発信になっています。 大事なのは「止めないこと」。続けていれば見てくれる人は増えていきます。
コツ②:スマホだけで更新できるようにする
管理画面をスマホのホーム画面に登録しておくと、すぐ開けます。 写真もそのままアップできるので、出先でも更新できます。
コツ③:1人ではなく“チームで発信”
監督・コーチ・スタッフが交代で更新できる体制を作ると、止まりにくくなります。 「投稿が回ってくる順番」など、ゆるくルールを決めておくのもおすすめです。
無料ツールで始めて止まるチームが多い理由
最近は、無料でホームページを作れるサービスも多いですが、サッカーチームでは途中で止まってしまうことが多いです。 理由は簡単で、チームで使うことを前提に作られていないからです。
よくある無料ツールの悩み
- ・広告が出るので印象が良くない
- ・更新画面が複雑で触るのが怖い
- ・他の人と一緒に編集できない
- ・スマホでは使いにくい
無料ツールは“個人のサイト”には向いていますが、チーム運営には不向きです。 複数人で更新できる仕組みがないと、続けるのはむずかしくなります。
続けられる仕組みを作るには?
続けるためのコツは、「作る」より「続けやすい形に整える」ことです。
① スマホ対応の更新システム
チームの誰でもスマホから投稿できるようにしておくと、試合後すぐに更新できます。
② 複数人で使える仕組み
代表、監督、コーチなどがそれぞれ自分のアカウントで入れるようにしておきましょう。 「1人がいないと止まる」を防げます。
③ デザインは固定
見た目を毎回変えようとすると時間がかかります。 デザインはテンプレート化しておくと、書くことだけに集中できます。
④ 記事がチームの“財産”になる
試合や練習の記録を残していくと、チームの歴史になります。 あとで振り返ると、OB・OGや保護者にとっても大切な記録になります。
まとめ:続けることがチームの信頼を作る
ホームページは「作って終わり」ではなく、続けることに価値があります。
試合結果、活動報告、体験情報──それらを定期的に発信することで、 「このチームはしっかりしている」「子どもを安心して任せられる」と信頼を得られます。
そして、続けることは難しいことではありません。 スマホで3分、写真1枚。まずはそこから始めましょう。 少しずつ積み上げていくことで、あなたのチームの発信が地域に応援される力になります。